アレンジレシピ
RECIPE

季節の養生レシピ | 五十嵐和恵先生 |

〈 「食べる輸血!」ビーツのスープ 〉

「食べる輸血!」ビーツのスープ(2人分)

〈材料〉
☆ビーツ(水煮)…200g
☆玉ねぎ…50g
☆水…250cc
☆豆乳(または牛乳)…50cc
☆ザクロのしずく…大さじ2
☆ブイヨン…適量
☆塩コショウ…適量
☆オリーブオイル…適量

  1. 玉ねぎとビーツは薄切りにする。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れて玉ねぎを炒め、半透明になったらビーツを加える。
  3. ②に水とブイヨンを加え具材がやわらかくなったら、豆乳とザクロのしずくを加え、混ぜ合わさったらすぐ火をとめる。
  4. ③の粗熱がとれたら、ミキサーでなめらかになるまで攪拌する。
  5. ④を鍋に戻し弱火で温め、塩コショウで味を整えたら完成。
  6. 器に注ぎ、ここでは水切りヨーグルト(プレーンヨーグルトを一晩水切りしたもの)とハーブを飾りました。
ここがポイント!
沸騰すると豆乳が分離するので注意。
9月の養生 ~残暑対策~

暑さ真っ只中ですが、8月8日は立秋。暦の上では秋を迎えています。
今年は10月まで残暑が続くそうなので、例年以上に養生が大切です。

 

冷やし過ぎに注意

トマト、キュウリ、ナス、レタス、冬瓜、ゴーヤ、セロリ、ズッキーニ、大根、
レンコン、豆腐、たこ、かに、スイカ、メロン、バナナ、柿、梨などは、体を中から冷やす働きがあるので、
外で運動や農作業などをして体に熱がこもっている方には最適な食材です。

ただ、一日中冷えすぎた室内で冷たい飲み物や食べ物ばかり摂り、
シャワーだけですます方が体を冷やす働きのある食材ばかり食べていると、内臓が冷えすぎてしまいます。
内臓が冷えると元の体温に戻すのにパワーが必要。消化器の機能が低下し、暑さによる疲れがとれにくく。

その結果、免疫力が下がり、本格的な秋になり涼しくなったときに風邪を引きやすくなります。
残暑が長い今年は特に体の冷やし過ぎに気をつけましょう

 

汗血同源

東洋医学では「汗血同源」と言われ、汗は血液と同じ源と考えられています。
汗を大量にかくと血液も体力も消耗する、ということ。
食事や睡眠で補う必要があります。

熱帯夜で寝不足になりがちな今は、昼寝を上手に活用しましょう。

発汗によって体内の水分が減ると血液はドロドロになり血栓ができやすく。
血栓によって血管がつまると重篤な病気になる危険があります。
入浴前後や就寝前を含め、こまめな水分補給が必要です。

この時季は外と室内の寒暖差で自律神経が乱れて食欲が減退しがち。
食欲がおちると栄養不足にもつながるので、
栄養価の高い食材を摂って残暑に負けない体づくりを心がけましょう。

 

今月のアレンジレシピは、「食べる輸血」と言われるほど
ビタミン・ミネラルが豊富で血を養うビーツを使ったスープです。

ビーツの鮮やかな赤は強い抗酸化力を持つポリフェノール。
また、食物繊維と天然のオリゴ糖を含むので、 腸内環境の改善も期待されます。

ビーツは加熱処理された缶詰や真空パックの物があるので、ぜひ手軽にお試しください。

 

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