アレンジレシピ
RECIPE

季節の養生レシピ | 五十嵐和恵先生 |

〈 砂糖なしのヘルシーザクロぜんざい 〉

●砂糖なしのヘルシーザクロぜんざい(2人分)

☆小豆…80g
☆デーツ(種なし)…50g
☆ザクロのしずく…大さじ2
☆自然塩…少々
☆水…適量

  1. 鍋に洗った小豆とたっぷりの水を加え、強火にかける。
  2. 沸騰したらアク抜きのためいったんお湯をすべて捨てる。
  3. 再びたっぷりの水を入れて強火にかける。沸騰したら小豆が水からでないよう水を足しながら弱火で約40分煮る。
  4. デーツは種があれば取りのぞき、細かく切る。
  5. 小豆が指でつぶれるくらい柔らかくなってきたら、④のデーツとザクロのしずく、自然塩を入れ約10分煮る。
  6. ⑥ 味を調整したらできあがり。
ここがポイント!
※小豆が水からでないよう注意していればあとはほったらかしでO.K.です。 ※ここでは白玉団子をのせました。
1月の養生 ~行事食から考える~

一月の行事食

 

新しい年を迎えました。

今年も皆様の健やかな暮らしに役立つ情報をお伝えしたいと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

おせち料理に始まり、なにかと行事食の多い一月。
季節により添う行事食は、その時季の養生にもつながります

また無病息災など願いもこめられています
忙しい現代ですが、今年は行事食を意識してみてはいかがでしょうか?

 

【お正月】おせち料理…年神様に供える縁起物。黒豆はまめまめしく勤勉に働けること、ニシンの卵で数の多い数の子は子孫繁栄など、それぞれの食材に意味がある。

【1月7日人日の節句】七草粥…邪気を払うとされる春の七草。お正月のごちそうで疲れた胃腸を休める役割もある。

【1月11日鏡開き】ぜんざいやおしるこ…年神様が宿ると言われる鏡餅を下げ、開いた餅はぜんざいやおしるこに入れていただく。

【1月15日小正月】小豆粥…年末年始多忙をきわめていた女性がようやく一息つくことができる労いの日。

【1月20日二十日正月】魚のアラを使った煮物や汁物、小豆粥、とろろ、麦飯など…年神様がお帰りになると考えられている日。お正月に食べた新巻鮭や塩ブリの骨や頭など最後まで食べきるとき。

 

小豆

 

一月の行事食で度々使われる小豆は、冬に弱まりがちな「腎」の働きを補います。
(「腎」の働きはZAKUROYA CafeVol.128に掲載)また小豆は「婦人科の妙薬」と言われるほど婦人科系のトラブル全般に効果的です。もちろん、たんぱく質や食物繊維、ミネラル、ポリフェノールなど栄養も豊富。一年を通して利用したい食材です。

 

赤のパワー

 

一月の行事食だけでなくおめでたいときの赤飯や彼岸に供えるおはぎなど、
日本の食文化には欠かせない赤い小豆。

太陽や血液を連想させる赤は、古くから邪気を払ったり禍を避けたりすると考えられてきました
鳥居が赤いのもそのためです。
正にザクロも赤。赤のパワーを取り入れて良い一年を過ごしましょう。

 

今回はザクロぜんざいをご紹介いたします。
砂糖代わりに栄養豊富なデーツ(なつめやし)を使うのでヘルシー。

 

ザクロと同じく中東の果物なので相性もピッタリです。

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