アレンジレシピ
RECIPE

季節の養生レシピ | 五十嵐和恵先生 |

〈 野菜とザクロのゼリー寄せ 〉

●野菜とザクロのゼリー寄せ(作る容器に合わせた分量)

☆野菜(サイコロ切り)
☆コンソメスープ(濃いめ)
☆ザクロのしずく
☆水
☆寒天パウダー

  1. 鍋にコンソメスープ・寒天パウダーを入れ、火にかけてまぜる。
  2. 沸騰したら弱火にし、約2分まぜながら寒天パウダーをよく煮溶かす。
  3. ②の粗熱がとれたら、野菜を入れた容器にそそぎ入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
  4. 鍋にザクロのしずく・水・寒天パウダーを入れ、火にかけてまぜる。
  5. 沸騰したら弱火にし、約2分まぜながら寒天パウダーをよく煮溶かす。
  6. 粗熱がとれたら、しっかりと固まった③の上にそそぎ入れ、冷蔵庫で冷やし固めてできあがり。
ここがポイント!
※ZAKUROYA CafeVol.121でも使用した海草からできた寒天はローカロリー食品。水分を保持する特性があるので、腸内では体積が増大。満腹感を持て腹持ちがよく、食前に食べれば食べ過ぎ防止に。食事をコントロールしている方におすすめです。その他、食物繊維豊富な寒天は、便秘の改善・動脈硬化の予防・糖尿病の予防が期待できると言われています。和食ばなれの進む現代では、日常で海草類を食べない方も。上手に利用したい食材です。 ※ザクロのしずくの酸味が苦手な方は、ゼリーにして他の食材と共に食べることもおすすめです。
6月の養生 ~梅雨対策~

梅雨

6月と言えば梅雨。島国である日本はもともと湿気の多い国。気温も湿度も

高い梅雨は、なんとも不快です。今回は梅雨や長雨のときにおすすめの養生

をお伝えします。

 

「湿」に注意

じめじめとうっとうしい梅雨時は、家の中に「湿」がたまるように、体の中

にも「湿」がたまります。体内の余分な「湿」は不調の原因に。頭痛がする、

体がだるく感じる、疲れやすくなる、むくむ、関節や腰が痛い、神経痛が起

きる、食欲が減退するなど、さまざまな症状を引き起こします。体の中から

「除湿」をする工夫が必要です

 

 

「除湿」に効果的な食材

体に余分な水分がたまりむくんでいるときは、利尿作用がある食材が効果的。

空豆、グリーンピース、インゲン、緑豆もやし、冬瓜、トウモロコシ、キュ

ウリ、ゴーヤ、メロン、スイカ、大豆、豆腐、小豆、はとむぎ、トウモロコ

シのひげ茶など。湿気の多い時は「除湿」食材を積極的に利用しましょう。

 

冷えにも注意

雨で濡れた体で冷房のきいた部屋に入ると、「湿」のたまった体はあっとい

う間に冷えてしまいます。前号でもお伝えした通り、冷えは万病の元。濡れた時はすぐに拭き、冷えないよう注意することも梅雨の養生。体を冷やす作用のあるなまものは、高温多湿で食中毒も起こりやすい梅雨時はできるだけ控えたい食材です。

 

梅雨は気圧の変化や日射不足で体内時計が狂い、自律神経が乱れて心の不調にもなりやすいとき。日々養生し健やかに過ごしましょう。

 

今回は「除湿」効果のあるグリーンピース、キュウリ、とうもろこしを使っ

た「野菜とザクロのゼリー寄せ」をご紹介いたします。

梅雨は食欲も減退しがち。見た目にも涼しげで、食事が楽しくなる工夫をし、

栄養不足で夏バテしないよう注意しましょう。ここでは赤とオレンジのパプ

リカも使い、彩り豊かにしました。

野菜から水分がでるので、コンソメスープは濃いめに。ザクロのしずくもド

リンクとして飲むときより濃いめにするのがおいしさのポイントです。暑い

時期は、ザクロのしずくのさわやかな酸味が食欲をそそります。

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