季節の養生レシピ |
五十嵐和恵先生 |
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牡蠣とほうれん草のチヂミ~ザクロダレ 〉
牡蠣とほうれん草のチヂミ~ザクロダレ(2人分)
〈材料〉
☆牡蠣…150g
☆ほうれん草…120g
☆人参…30g
☆米粉(小麦粉でも可)…100g
☆卵…1コ
☆水…100cc
☆オイスターソース…大さじ1
☆レモン…2切れ
☆ゴマ油…大さじ1.5
☆塩(ほうれん草の下茹で用)…適量
☆片栗粉(牡蠣の洗浄用)…適量
[タレ]
☆ザクロのしずく…大さじ1
☆しょうゆ…大さじ1
☆ラー油…小さじ1
☆白ごま…適量
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(牡蠣の下処理)牡蠣は汚れやぬめりがあるので調理前にしっかり洗う必要があります。ボウルに牡蠣を入れ片栗粉をよくまぶす。水を加え、牡蠣の汚れが浮きでるようやさしく混ぜる。さらに水を加え、牡蠣をゆらゆらとゆらしながら汚れと片栗粉をおとす。何度か水を変えて洗い、牡蠣がきれいになったらキッチンペーパーで水気をやさしくふきとる。
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タレの材料をボウルに入れてよく混ぜ、器に入れる。
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お湯をわかした鍋に塩を入れ、ほうれん草を30秒ほど茹でる。茹で上がったら水で洗い、水気をしぼって3cm程の長さに切る。人参は細い千切りにする。
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中火で熱したフライパンにゴマ油を半量入れ、④を流し入れる。蓋をして約5分蒸し焼きにする。
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焼き色がついたら裏返し、残りのゴマ油を入れ、蓋をはずしたまま約5分焼く。牡蠣に火が通り、焼き色がついたら出来上がり。ここでは糸唐辛子を飾りました。

ここがポイント!
米粉を使うと小麦粉よりもちもちに。表面はカリッと、中はもちっと。
2月の養生 ~ 免疫細胞を活性化させる亜鉛 ~
本格的に新春到来
季「節」を「分」ける節分の翌日は、二十四節気の立春(2026年は2月4日)。新しい春夏秋冬の始まりです。そして、2月17日は旧正月。韓国・中国・台湾・ベトナム・モンゴルなどの国々は、新暦ではなく旧暦で新年を祝います。日本でも沖縄や神社仏閣などでは旧正月を祝う風習が残っています。
さぁ、本格的に新春到来!年明けに何かをスタートできなかった方は、2月がチャンスです。
免疫細胞を活性化させる亜鉛
暦の上で春といっても、まだまだ寒さ厳しいとき。風邪や感染症に注意が必要です。免疫細胞を活性化させる栄養素の一つが必須ミネラルの亜鉛。亜鉛が不足すると、風邪や感染症にかかりやすくなります。
亜鉛は免疫だけでなく、タンパク質やDNAの合成・皮膚や髪の健康維持・うつ状態の緩和などさまざまな機能に影響。男性の生殖機能や赤ちゃんの成育と密接に関係し、妊活に欠かせない栄養素です。また、亜鉛は味を感じる味蕾細胞の産生に必要。亜鉛不足になると味覚障害を起こす可能性も。皮膚の生成にも関わっているので、不足すると入院中や寝たきりの方の床ずれにもつながります。
亜鉛を効率よく取り入れる
健康にとって欠かすことのできない亜鉛ですが、日本人は潜在的に亜鉛欠乏の人が多いと言われています。亜鉛の吸収率は年齢と共に低下するので、特に高齢の方は注意が必要です。
亜鉛は非常に吸収率が悪い栄養素。食物繊維やフィチン酸(穀類、豆類に多い)、加工食品に多く含まれるリン酸塩などの食品添加物は亜鉛の吸収を阻害。また、アルコールの摂取は亜鉛の排出量を増加します。逆に、ビタミンCやクエン酸・リンゴ酸などの有機酸は亜鉛の吸収率をアップ。ザクロのしずくには有機酸が含まれるので、亜鉛が含まれる食品との組み合わせはおすすめです。
亜鉛は動物性食品に多く含まれています。圧倒的に含有量の多い食べ物は今が旬の牡蠣。今月のアレンジレシピは牡蠣を韓国の伝統料理チヂミに入れました。ザクロのしずくとレモンで亜鉛の吸収率もアップ。米粉を使うと小麦粉よりもちもちに。表面はカリッと、中はもちっと。食感をお楽しみください。