アレンジレシピ
RECIPE

季節の養生レシピ | 五十嵐和恵先生 |

〈 ひよこ豆のザクロキーマカレー 〉

ひよこ豆のザクロキーマカレー(2~3人分)

〈材料〉
☆鶏ひき肉…100g
☆ひよこ豆(水煮)…200g
☆玉ねぎ…中1コ
☆赤・黄パプリカ…各1/2コ
☆ナス…1本
☆トマト缶…1缶(トマトなら2コ)
☆おろししょうが…小さじ1
☆塩コショウ…適量
☆カレー粉…大さじ2
☆ザクロのしずく…大さじ2
☆オリーブオイル…大さじ2

  1. 玉ねぎはみじん切り、パプリカ、なすは角切りにする。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れ、おろししょうがと玉ねぎ、塩を加えよく炒める。玉ねぎがすき通ってきたらひき肉を加え、色が変わるまで炒める。
  3. ②にひよこ豆、パプリカ、ナス、トマト缶を加え、さらに炒める。
  4. ③の水分が少なくなったら、いったん火を止め、カレー粉とザクロのしずくを入れ混ぜ合わせる。再び火をつけ弱火で5分炒め、塩コショウで味を整えたらできあがり。
  5. ごはんにかけたら完成。香りのあるものは気分をリフレッシュさせる働きがあるので、ここではパクチーを添えました。
ここがポイント!
※辛すぎるカレーは胃腸の粘膜を痛めるので注意しましょう。高齢の母と暮らす私は、いつも辛味の入っていないカレー粉を使います。
6月の養生 ~ 梅雨の養生 ~

梅雨

梅雨は苦手です。雨で肌寒い日もあれば、雨にも関わらず蒸し暑い日も。そしてまた、合間に晴れると真夏日になることも。気温や湿度のアップダウンに伴い、頭痛・だるさ・めまい・むくみ・関節痛・肩こり・腹痛・下痢・水虫などなんらかの症状を感じたり、持病が悪化したりしやすいとき養生することは梅雨を健やかに過ごすことにつながるだけでなく、梅雨明け後、熱中症や夏バテになりにくい体もつくります

 

水分の摂り方に注意 

梅雨の湿気が影響を及ぼすのは胃腸。雨の日は家の中に湿気が増えるように、体の中も水分量が多くなります。暑くなると水分を摂ることを意識しますが、いつもは問題ない量であっても体に余分な水分がたまっているとうまく代謝することができず、なんらかの症状につながることが。雨で濡れた体に冷房による冷えも加わると、胃痛・腹痛・下痢などが起こりやすくなります。特に、普段からむくみがち、みぞおち辺りを押すとぽちゃぽちゃと音がするなど、水分代謝のよくないタイプの方はより注意が必要です。

体温より温度の低い水分も冷えにつながるので体の負担になります。運動時など、時と場合に応じて水分補給をすることは必要ですが、水分を摂りすぎないこと、体温よりも温度の低い飲みものを控えること、ゴクゴクと一気飲みするのではなくチビチビと少量ずつ飲むこと、を意識しましょう。

 

梅雨時控えたいもの

必要以上の水分、冷たいもの、なまもの、生野菜、砂糖を使った甘いもの、脂っこいもの、アルコールなど。これらは胃腸を弱らせる原因につながります。いつもより控えることが大切です。

梅雨はイヤでも湿気の影響を受けます。食事に気をつけるだけでなく、冷やさないよう腹巻を利用するなど、胃腸を守ることが梅雨の養生のポイントです。

 

今回のアレンジレシピはひよこ豆を入れたキーマカレー。水煮のひよこ豆を使えば便利です。豆類には余分な水分を排出する働きがあるので、枝豆・大豆など他の豆でも大丈夫。トウモロコシにも同様の働きがあるので、トウモロコシごはんにしました。時短で作れるひき肉を使った汁気のないキーマカレー。ぜひお試しください。

 

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