アレンジレシピ
RECIPE

季節の養生レシピ | 五十嵐和恵先生 |

〈 緑豆春雨の炒め物 〉

●緑豆春雨の炒め物(2人分)

〈材料〉
☆緑豆春雨…40g
☆牛こまぎれ肉…100g
☆玉ねぎ…1/4コ
☆パプリカ・ピーマン…それぞれ1/4コ
☆人参…1/4本
☆ベビーコーン…4本
☆しょうゆ…大さじ2
☆本みりん…大さじ2
☆ザクロのしずく…大さじ1
☆ごま油…大さじ1
☆おろししょうが…小さじ1
☆いりごま…適量

  1. 牛肉はしょうゆと本みりん(分量外)で下味をつけ、調味料は混ぜ合わせておく。
  2. 緑豆春雨を熱湯に約5分つけてもどし、食べやすい長さに切る。
  3. 玉ねぎはくし形切り、人参・パプリカ・ピーマンは細切り、ベビーコーンは縦4等分に切る。
  4. フライパンにごま油をひき、おろししょうがと①の下味をつけた牛肉を入れて炒め、軽く火が通ったら③の野菜を加える。
  5. 水を切った②の緑豆春雨と①の調味料を加えて炒め、水分がなくなったら完成。
  6. 器に盛りつけ白ごまを散らしてできあがり。
ここがポイント!
※春雨は原材料がじゃがいもでんぷんのものもあるので、購入するときは緑豆春雨をお求めください。
6月の養生 ~気象病対策

気象病とは

雨が近づくと頭痛や関節痛が起きたり、雨が続くと体がだるく気分が沈んだり… そんな経験はありませんか?
気圧、温度、湿度、日照時間、風など気候の変化によって引き起こされるさまざまな症状の総称を「気象病」と言います。
梅雨時は低気圧が続き湿度も多いので注意が必要です。

 

気象病のメカニズム

気象病の大きな要因が気圧の低下
私たちの体は常に「大気からの圧力=気圧」を受けるので、その気圧に負けないよう外に向かって圧力を出します。
しかし、気圧が下がると、体から出している圧力のほうが高い状態に。
その結果としてさまざまな症状が起こりやすくなるのです。

低気圧になると、血液中の水分が血管の外に。
体に余分な水分がたまると、血管が拡張し周りの神経を圧迫。頭痛や関節痛、古傷の痛みなどを感じやすくなります。
また、気圧の低下が内耳で知覚されると自律神経が乱れ、だるさやめまい、気分の落ち込みなどにもつながります。

 

象病対策

気象病は気圧の変化が大きい雨が降る2~3日前から出やすく。
私は、不調を感じても気象病の存在を知ってからは「雨だから仕方ない」とわりきり、
雨で外を歩く量が減る分、家の中で体を動かすことを意識するようにしました。

ストレスや疲れ、食生活の乱れ、睡眠不足などは自律神経を乱し、気象病が起きやすくなります。
梅雨や長雨のときは予防のため普段より生活を整えることが大切です。

また空豆、グリーンピース、トウモロコシ、キュウリ、アスパラガス、豆腐、緑豆、小豆、はとむぎなど、
体にたまった余分な水分を排出する利尿作用がある食材をとることも必要
です。

今月のレシピは利尿作用のある緑豆春雨とベビーコーンを使った炒め物をご紹介いたします。
ご家庭にあるさまざまな具材を入れてぜひお試しください。

 

 

ご質問・ご相談・ご注文はお気軽にどうぞ!

Copyright (C) ZAKUROYA All Rights Reserved.