季節の養生レシピ |
五十嵐和恵先生 |
〈
ザクロポンチ 〉
〈材料〉
~入れるフルーツの種類とフルーツの分量はお好みで~
☆ザクロのしずく
☆水
[フルーツ]
☆オレンジ
☆グレープフルーツ
☆パイナップル
☆キウイフルーツ
☆バナナ
☆レモン
☆ライム
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お好みの濃さに水で割ったザクロのしずくを器に入れる。水ではなく、サイダー・炭酸水・シロップ・缶詰を使う場合は缶詰の汁などでもO.K。
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フルーツを入れたらできあがり。2~3時間おくと味がよくなじみます。

ここがポイント!
ここではミントを飾りました。
残暑の養生
立秋
暑さ真っ盛りではありますが、2025年8月7日は立秋。
暦の上では早くも秋を迎えます。
8月は夏休みやお盆休みもあり、なにかと生活が乱れるタイミング。
と同時に、暑さによる疲れも出やすいとき。
今月は残暑の養生についてお伝えします。
夏バテ
疲労感・倦怠感・体力低下・寝不足・食欲減退・下痢・便秘・発熱など、自律神経が乱れることで起きる症状が夏バテ。要因としては「暑さ」がありますが、実は「冷え」もあります。
まずは、冷たいもののとりすぎによる冷え。
冷蔵庫の温度は3℃くらい、冷凍庫は-20℃くらい。
内臓温度は体の表面温度より少し高く37.0℃前後。
冷たいものばかりとっていると、胃腸に負担がかかり働きも悪く。
便秘や下痢・消化不良・食欲低下などさまざまな症状につながるのです。
そして、冷房による冷え。
暑さによる疲れをとるためには休息が第一。
熱帯夜なので冷房をつけていないと熟睡もできません。
結果として、室内は一日中冷房。体はより冷えやすくなります。
暑いときほど温活
暑さが長くなればなるほど、体にたまる「冷え」。
残暑の養生は温活を意識することがポイントです。
冷たいものや生ものをとりすぎないこと、冷房は冷やし過ぎないこと。
生活を見直してみましょう。
おすすめは、スープや味噌汁など体温以上の温かい汁物を食事に加えること。
そして、腹巻。私は一年中愛用しています。
体の中からと外から、胃腸を温めることが夏バテの予防と解消につながります。
まだまだ続く酷暑。無理せず過ごしましょう。
今回のアレンジレシピはザクロのしずくを使ったフルーツポンチ。
昭和世代にはなつかしいデザートです。
ザクロは体を温める働きのある「温性」の食べ物なので安心。
簡単に作れて見栄えもするので、人の集まる機会にもピッタリ。
白玉団子や寒天、ゼリーなどを加えてもおいしいです。
お好みの材料でご自由にお楽しみください。